◆国際親善試合 メキシコ0―0日本(6日・米カリフォルニア州オークランド)

 FIFAランク17位の日本は、同13位のメキシコと0―0で引き分けた。約2年ぶりにアジア勢以外との対戦となり、内容面では手応えをつかんだが、ゴールを奪うことはできなかった。

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 先発し、後半24分まで出場した久保建英は「引き分けてしまったことは残念かもしれませんが、内容を見ていたら問題ないかなと思いました」とチームとしてのパフォーマンスを誇った。

 前半は連動したプレスでメキシコを“窒息”させ、高い位置でボールを奪うことに成功。久保のシュートが枠外に飛ぶなど、ネットを揺らすことはできかったが、メキシコ相手に主導権を握ることができたことは事実。久保は「点を決める決めないに限らず、押し込む時間帯が多かった。引き分けた分際で何を言ってんだって話ですけど、僕らの方が強いと思う。だから勝っておきたかったなってのはありますけど、メキシコと対等以上にやれていることは、順当な結果なのかな」と振り返った。

 メキシコはFIFAランクで日本の4つ上の相手。大アウェーの環境下でのドローには、ポジティブな面もネガティブな面もあったが、久保は「この相手に(この質の攻撃を)やれたら、W杯でも半分くらいの国にできると思う」とキッパリ。今後に中2日で米国、10月にパラグアイとブラジルと対戦することに触れ「10月のブラジル戦でも、どこまでできるのかどうか、今日できちゃったことで興味が湧きましたね」と手応えを示した。

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