◆ルヴァン杯 ▽準々決勝第2戦 柏1―0横浜FM【2戦合計5―1】(7日・三協F柏)

 柏はホームで横浜FMと対戦し、1―0で勝利した。2戦合計で5―1となり、準優勝した2020年以来5年ぶりの4強進出となった。

 第1戦を4―1で勝利した柏。リカルド・ロドリゲス監督が「第1戦と同じように、この第2戦を私は捉えています。この90分間でも試合に勝ち、なるべく早い時間帯に点を決めて勝ち上がることを確定させたい。それができるようなチームをピッチに送り出したい」と話していたように、柏はFW垣田裕暉、MF小泉佳穂、MF小屋松知哉らリーグ戦の主力を勝負の第2戦に起用した。

 序盤から積極的に前に仕掛けてくる横浜FMのプレッシャーに遭い、シュートをチャンスを作られてしまう。すると前半37分、クロスからGK小島亨介がはじいた球をエリア右にいたMF植中朝日がシュート。ボールはゴール右下に吸い込まれたが、VAR判定の結果オフサイドと判定され取り消しになった。柏は決定機を作ることができず、前半を終えた。

 後半開始から得点への意識を上げるため、MF渡井理己に代わってMF瀬川祐輔を投入した。徐々に流れをつかみ始め、後半10分には瀬川と垣田が立て続けに惜しいシュートを放ち、得点の予感を感じさせる。試合終盤まで一進一退の攻防が続いたが、後半アディショナルタイムにMF戸嶋祥郎がFW小見洋太の右クロスを右足で沈めて突き放した。そのまま試合は終了。

“後半90分”も勝利を収めて、準決勝に駒を進めた。

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