◆ルヴァン杯 ▽準々決勝第2戦 柏1―0横浜FM【2戦合計5―1】(7日・三協F柏)

 柏はホームで横浜FMと対戦し、1―0で勝利した。2戦合計で5―1となり、準優勝した2020年以来5年ぶりの4強進出となった。

序盤から積極的に前に仕掛ける相手に苦戦するが、要所を抑えて得点を与えず。準決勝進出が濃厚の雰囲気の中、後半アディショナルタイムにMF戸嶋祥郎がFW小見洋太の右クロスを右足で沈めて突き放した。

 第1戦では後半アディショナルタイムの芸術的なループ弾など、途中出場ながら2得点を奪ったFW垣田裕暉はこの試合は先発で出場。得点こそなかったが、前線でのプレスと体を張ったプレーで存在感を見せた。4得点で大会得点ランク1位の28歳は「少し難しい試合になったが、しっかり勝ち切れた。個人としても失点すると相手を勢いに乗らせちゃうので、そこをしないように意識していました。うまく我慢して、後半自分たちの流れに持っていって、相手の足が止まったときに点を取れて素晴らしかった」と勝利を喜んだ。

 この日は自身のチャント(応援歌)の原曲「迷宮のマリア」を歌う、演歌歌手の辰巳ゆうとが来場。試合前にはサビに登場する“マリア”をチャントと同じ“カキタ”に置き換えたスペシャルライブが行われ、キックインセレモニーでは垣田がボールを受け取った。自身は不発に終わったが、貴重な経験に「なかなかないことなのでうれしかった」と笑顔を浮かべた。

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