◆YBCルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎3―2(2戦合計4―3)浦和(7日・U等々力)

 浦和は準優勝した23年大会以来の2年ぶり4強入りを狙ったが、川崎との延長戦の末に敗れた。

 0―1の後半29分、投入直後の元スウェーデン代表FWキーセテリンがMF金子のクロスを右足で合わせ同点とした。

 後半43分には、川崎・伊藤に勝ち越し弾を許したが、同45分、MF中島が直接FKを沈め、試合を振り出しに戻した。

 延長前半、浦和はこの試合2度目のPKを献上し、これを宮城に決められた。延長後半は、相手を押し込んだが、3度目の同点とはならなかった。

 試合後、マチェイ・スコルジャ監督は「立ち上がりはハイプレスをかけたかったが、2、3分経った頃からゲームコントロールができなくなり、いい入り方ではなかった。ビルドアップでつまらないミスを犯し、PKを与えた。その後はゲームコントロールをしようとしたが、前半はあまりうまくいかなかった。背後に抜ける動きが足りなかった。ハーフタイムに2人交代した。サビオは本日少し体調不良もあってそうした。翔哉と柴戸は後半いい仕事をしてくれた。後半は前半と比較するとかなり良くなっていた。押し込みながらボールをキープすることができて、前回より相手にとって危険な存在になっていた。

イサークが浦和で初ゴールを決めたというのは、本日の最もいいニュースの一つとなった。しかし、(川崎)伊藤の素晴らしいシュートに、もっと寄せなければいけなかったが、距離を開けてしまった。でも選手たちは諦めず、後半の最後まで戦ってくれて、その中で翔哉の素晴らしいゴールも生まれた。延長では両チームとも消耗している中、構造を保ちながら、しっかりとキープするということが必要だった。しかし、またひどいミスを犯してしまい、川崎のPK、得点につながった。(我々は)ダニーロとイサークの長身を生かすロングボールの流れにもっていった。最後のタカ(関根)のシュートなど、チャンスにつながった場面も実際にあった。いくつかチャンスは作ったが、もう少し冷静に押し込むことができていればと思う」と渋い表情だった。

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