ロックバンド「LUNA SEA」のギタリスト・SUGIZOが、脳腫瘍とステージ4の大腸がんと診断されていたことを公表したドラマー・真矢への思いをつづった。
9日に更新したインスタグラムで「既にお伝えしましたように、真矢は今闘病生活の中にいます」と書き出し、「彼が癌(がん)を患って5年。
「その状況下でレコーディングをこなし、ツアーを乗り越え、東京ドームまで辿(たど)り着いた…その全てが本人の揺るぎない意志の元で遂行してきました。その漢(おとこ)気にリスペクトしかありません。が、ここにきて遂に隠し切れない状況になってしまい、皆さまにお伝えすることを真矢本人が決めました」と公表の理由を明かした。
「彼は今まさに癌との戦いの中にいて、ルナフェス出演を断念せざるを得ないことになり、ピンチヒッターでSIAM SHADEの淳士にドラムを担当してもらうことになりました。どうかご理解の程宜(よろ)しくお願いします」と伝え、「みんなに心配をかけてしまい本当にごめんなさい」と謝罪。
その上で「みんなにお願いがあります。今までは本人の家族、メンバー、そしてごく限られたスタッフだけで彼をサポートしてきましたが、これからはどうかみんなの力を真矢に送ってあげてください。僕らと一緒に。そして何よりも前向きでいてください。真矢自身が誰よりも前向きなので」と呼びかけた。
「絶対に真矢の命を繋(つな)げたい。
この投稿にはフォロワーから「ずっと待ってる」「そんな状況でツアーをやり遂げたとは…尊敬しかありません」「ご家族、メンバーのために絶対生き抜いてください」などの声が寄せられている。
真矢は8日にSNSやバンドの公式サイトで「2020年に大腸がんのステージ4 が発覚しました。ライヴ、その後のツアー中ではありましたが7回の手術と抗がん剤治療、放射線療法を併用してライヴを続行してきました」と告白。
さらに「先日めまいで倒れ、立てなくなってしまいました」と明かし、「耳石がズレたと思いお医者さまに診てもらいましたが、回復が認められませんでした。脳神経外科でMRI検査を受けたところ、右側頭部に腫瘍が発見され、脳腫瘍と診断されました」と公表。今後は治療に専念すると明かし、「いつかまたステージに復帰できる時まで、まずは死なないこと、そしてずっと希望を失わないことを約束します」とつづっていた。