女優でエッセイストとしても活躍した吉行和子(よしゆき・かずこ)さんが亡くなったことを受け、TBS系「3年B組金八先生」で共演した歌手で俳優の武田鉄矢が9日放送のフジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)でコメントを寄せた。

 火曜、水曜スペシャルキャスターを務める「サン!シャイン」で吉行さんの死去を取り上げた。

MCの谷原章介から「何度もご一緒してますよね」と話を振られた武田は「そうですね、僕はもう若い時にほんとにかわいがってもらったベテランの女優さんで。ほめてもらうとうれしかったですね。一生懸命熱演すると『上手ね~』ってのんびりおっしゃるんですよね。大好きな先輩でした」と当時を振り返った。

 谷原は「僕も映画でご一緒したことあるんですけれども。共演のシーンはそんなになかったのですが、ごあいさつさせていただいて、すごく丁寧にごあいさつを返してくださって。あれだけの方なのにとても丁寧な方ですよね」と思い出すと、武田は「そうなんですよね。大女優なのにね。大好きな人でした」とうなずいた。

 吉行さんは1957年の舞台「アンネの日記」でデビュー。74年の舞台「蜜の味」で紀伊國屋演劇賞。ドラマ「3年B組金八先生」シリーズでは家庭科教員の池内友子役として出演し親しまれた。

所属事務所は9日までに公式サイトを更新し「弊社所属の吉行和子が、9月2日未明、肺炎のため、永眠いたしました」と報告。「ここに謹んでお知らせ申し上げますとともに、吉行和子が生前受け賜りましたご厚誼(こうぎ)に深く御礼申し上げます」と訃報を伝えた。

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