2日未明に肺炎のため、死去した女優の吉行和子さん(享年90)の遺作となった映画「金子文子 何が私をこうさせたか」(浜野佐知監督、2026年2月公開)の場面写真が9日、初公開された。

 1926年3月、大逆罪で死刑判決を受けた金子文子の判決から獄中で自死に至る121日間を女優・菜葉菜の主演で描く。

撮影は昨秋に行われ、吉行さんは菜葉菜演じる主人公の祖母役。個性の強い役どころで、主人公の幼少期に過酷な試練を与え、その後の人格形成に影響を与えた存在。11日に愛知でプレミア上映を予定している。

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