俳優の和田雅成と早乙女友貴が9日、都内でW主演を務めるノンバーバル演劇「礎の響き(いしずのひびき)~SEKIGAHARA~」(9日から東京・神田明神ホール)の公開ゲネプロと記者会見に登場した。
今作のテーマは「関ヶ原の戦い」。
石田三成役を演じる和田はノンバーバル演劇について「普段、セリフを発することを生業にしていたので、それを封じられる戸惑いもあった。その中で感情を殺陣やダンスで表現しました」と充実感を口にした。
大谷吉継役を務める早乙女は、作品の見どころに「一番は和田雅成のヤリの…」と話し始めると、和田から「バカにしてるだろ!」とツッコミが。それでも早乙女はまっすぐな目で「本当に和田君の殺陣に対する姿勢、熱意をすごく感じていたので、見所のひとつなので、注目してもらえれば」とアピールした。
稽古期間に2人は仲を深めた様子。和田は「セリフがないからこそ、自分たちの仲を深めておかないと中身のないものになってしまう。できるだけ距離が近い方が吉継と三成の関係性になるというところで意識していました」と裏側を明かした。
ノンバーバル演劇初挑戦の早乙女は「情報が分かりやすく伝えられないからこそ、お客様それぞれがどう受けとるかが人によって変わってくると思う。いろんなものが詰まった作品なので、楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。