日本テレビ報道局の右松健太キャスターが9日、東京ドームの巨人―広島戦で始球式を行った。
出演するBS日テレ「深層NEWS」(月~金曜・後6時58分)を放送する同局が開局25周年を迎え、大役が決定。
野球のプレー経験は小学生のみ。中高時代はサッカー部だった。この日のために友人が代表を務める草野球チームの練習に参加し「とにかくたくさん投げろということで、2回合わせて200球くらい投げたと思います。炎天下で付き合ってもらったというのもありました」と仲間への思いを背負った。さらにこの日は、娘・花那さんの18歳の誕生日で「父親からのプレゼントとして投げられたら」と一段と力が入れていた。
グラウンドに姿を現すと、マウンドだけでなく、1、3塁側の各ベンチに深々と礼。緊張した面持ちでマウンドに立った。「マウンドへ向かうその瞬間、時間がゆっくりと流れているように感じました」と振り返った。ワンバウンド投球となり、自己採点は50点。「残り半分は今後の仕事で、ニュースの番組の中でお返ししたい。今政治も混迷しているし、国際情勢も混沌としているなかで、真相ニュースをお伝えしたい」と意気込んだ。
降板時には、始球式経験のある梅澤廉アナウンサーからの助言で、マウンドの土をさっと手でならす配慮も見せていた。