なにわ男子・道枝駿佑(23)が、来年3月20日公開の映画「君が最後に遺した歌」(三木孝浩監督)で映画初単独主演することが10日、分かった。道枝と初共演の「めるる」こと女優・生見愛瑠(23)がヒロインを務める。
一条岬氏の同名小説が原作。詩作が密かな趣味の主人公・春人(道枝)と、文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」を抱える綾音(生見)の10年にわたる感涙必至のラブストーリーとなっている。
道枝が福本莉子とダブル主演したヒット作「今夜、世界からこの恋が消えても」(22年公開)でタッグを組んだ原作の一条氏、三木監督らが再集結。道枝は「皆さんと再び作品を作ることができ、率直にうれしかったですし、すごく光栄」と喜び、「僕にとって新しい挑戦がたくさん詰まった作品。音楽のように、詩のように、美しい物語を熱意をもって紡いでいくことができたら」と力を込める。
生見は、歌唱と作曲の才能を持つヒロインを演じるため、約1年間のボイストレーニングとギター練習に励み「思い入れがとても強い作品です。とても気合が入っています」と初めての歌唱シーンにも自信をのぞかせる。音楽プロデュースを務めた亀田誠治氏は、生見の歌声とギター演奏に「天性の表現者で、劇中の綾音そのものでした」と太鼓判を押した。