米俳優レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ワン・バトル・アフター・アナザー」(ポール・トーマス・アンダーソン監督、日本公開10月3日)のワールドプレミアが8日(日本時間9日)、米ロサンゼルスで行われ、キャストらが勢ぞろいした。
カンヌ(2002年「パンチドランク・ラブ」)、ベネチア(12年「ザ・マスター」)、ベルリン(08年「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」)の世界3大映画祭の全てで監督賞を受賞した唯一の監督である名匠・アンダーソン監督の最新作は、最愛の娘をさらわれた元革命家のボブ(ディカプリオ)が次から次へと刺客に襲われる中で闘争心をよみがえらせ、戦いに身を投じていく物語。
ディカプリオは日本のファンに向けて「ハロー! 日本の皆さん。映画館で会いましょう! この作品は絶対に劇場で観てください。劇場で観なくてはダメですよ!」と念押し。アンダーソン監督が世に出るきっかけとなった監督作「ブギーナイツ」(日本公開1998年)の出演を、「タイタニック」への出演を理由に断ったことを最大の後悔と公言しているだけに、念願のタッグ作品に自信をのぞかせていた。
プレミア終了後には、早くも今年の米アカデミー賞の大本命との声が上がるなど、高評価が続出。一足先に作品を見た巨匠スティーブン・スピルバーグ監督も「これまでのアンダーソン監督のどの作品よりもアクションが満載で、何もかもが本当にすばらしい。なんてクレイジーな作品なんだ!」と絶賛したという。日本公開まで約3週間。期待が高まる。