◆明治安田J1リーグ▽第29節 横浜FM0―3川崎(13日・日産スタジアム)

 横浜FMがホームで川崎に0―3で敗れた。

 前半4分にボールを持ち運んだDF角田のパスミスからDFラインの裏を突かれ、川崎のFW伊藤にドリブル突破を許し、公式戦6試合連続得点となる鮮やかな左足シュートを決められて先制された。

 さらに後半12分には、セットプレーの流れからMF喜田がボールを失い、ロングカウンターを受ける。川崎FWエリソンのシュートをGK朴が一度はセーブするも、こぼれ球に反応した川崎MF山本をDF鈴木が倒してしまいPKを献上。さらにこのプレーがVAR判定で警告から退場処分に変更となり、PKもエリソンに決められて0―2。終了間際にも川崎FW宮城に3点目を献上し、リーグ戦3戦未勝利&無得点で、今季最多4万1221人が来場した一戦で完敗を喫した。

 この日がリーグ3戦ぶりの復帰戦で今夏チームに戻ってきてから最初のホームでの試合だったDF角田は「僕のせいで負けてしまいました。もう少し違う選択肢が絶対にあったはずなので、なんであの選択をしてしまったのか。自分の中で改善していかないといけない。本当に多く方に来ていただいて、多くの方々が楽しみにしてくれていた試合でこのような結果になってしまったのは本当に責任を感じていますし、僕がサポーターだったら失望すると思います」と悔しさをにじませた。

 それでも、ビルドアップ能力の高さを生かしたプレーでDFラインから攻撃につなげる場面も多く見せた。J2降格圏内の18位湘南とは同勝ち点で、J1残留へ残り9試合は大一番が続く。次節のホームでの福岡戦へ「左サイドでうまく攻撃を出来た場面も多かった試合。やめたら終わりなので、続けていきたい。

ここで下を向いたら終わりなので、上を向いて、戦い続けるしかないですし、クラブに関わる全ての方のために、選手はやらないといけないという状況は変わらない。自分たちが勝ち続ければ、負けなければ、残留という結果はおのずとついてくると思いますけど、まずはそこに向けて一人ひとりがチームのためにという思いを強く出来れば。本当に応援してくれる人がいる限り、僕たちも止まることはないですし、また次の試合もホームなので、上を向いて、立ち上がる姿を見せたい」と決意をにじませた。

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