FC東京はJ1リーグ第29節、15日のホーム・東京V戦(味スタ・午後7時キックオフ)に向けて小平グラウンドで最終調整した。東京ダービーで4月2日の東京Vホームでの対戦は、2―2のドロー。

24年に東京Vが16年ぶりにJ1昇格後、昨年の2試合を含めリーグ戦3試合連続で引き分けとなっている。

 FC東京がリーグ戦で東京Vに勝てば、08年4月12日(味スタ、アウェー)以来、実に6365日ぶり。練習後、松橋力蔵監督は「ダービーという熱い戦いになる。本当にエネルギーが充満した空間になると思うので、そこを全部飲み込むくらいに。(選手たちも)気持ちは絶対に入っていると思うので、そこを全開にやってほしい。我々をサポートしてくれる、みんなのエネルギーも自分たちの中に入れて。落ち着いてなんていうゲームにはならないと思うし、本当に熱い戦いになる。その中で勝ち点3を取れるゲームをしたい」と言葉に力を込めた。

 順位はFC東京が16位(勝ち点31)で東京Vが15位(同32)と接近しており、17位(横浜FM、同25)、18位(湘南、同25)まで6差はあるとはいえ、シーズン終盤に向け重要な一戦であることに変わりない。昨年4月のダービーで2得点したMF遠藤は「あの2点で自分自身のFC東京のキャリアが始まった。この試合に掛ける思いは自分もそうですし、サポーターの方々も強いと思う。期待に応えられるようにプレーで示したい」と意気込んだ。

編集部おすすめ