アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の初戦(16日)でFCソウル(韓国)と対戦する町田の黒田剛監督(55)と主将のDF昌子源(32)は15日、試合会場である町田GIONスタジアムで前日会見を行った。黒田剛監督は「このACLという名誉の大会に参加できることをうれしく思う。
町田は今回がACL初出場。DF昌子源、MF下田北斗らACL経験者や、FW相馬勇紀やDF中山雄太といった国際経験が豊富な選手はいるが、クラブとしてはまだ未体験のことが多い。初戦を迎えるにあたり、黒田監督は「初めてのチャンレンジとはいえ、Jリーグ、日本を代表して戦うという責任をしっかりもって戦ってもらいたい。日本を代表するからにはだらしないゲームは出来ない」と強調。「アジアの大会とはいえ、町田らしさ、町田としてどう戦うかが大事になってくると選手たちにきちっと話しました」と選手に気合を入れた。
初戦のFCソウルは今回が9回目のACL出場。今季のリーグ戦では7位と苦戦しているが、2013年には準優勝しており、アジアの舞台では町田より実績のあるチームだ。町田ではFWナサンホが21年から23年まで在籍した経験がある。指揮官は「駆け足でここまで上ってきたが、まだ我々は経験がチームとしては根付いているわけではないので、しっかりと胸を借りるつもりで挑みたい。(FCソウルは)アジアで我々よりはるかにいい成績を上げている」としつつ、「我々としてはぶれることなくここまで積み上げてきた町田のサッカーをしっかりとやることがやらないといけない」と言葉に力を込めた。