◆明治安田J1リーグ▽第29節 FC東京1―0東京V(15日・味スタ)

 FC東京が東京Vに1―0で勝利した。

 J1で16年ぶりに対戦した昨季からここまで3戦3分けで、通算でもリーグ戦6勝5分け6敗の互角の戦いだった東京ダービー。

立ち上がりチャンスを作ったのは東京Vだった。初先発のFW唐山がゴール前で倒されて直接FKを獲得するも、FW染野のキックは壁に阻まれる。

 さらに同17分にはMF斎藤のミドルシュートがクロスバーに阻まれる。

 序々にFC東京が左サイドの遠藤を中心に攻撃を仕掛ける場面が増えるも、東京Vの守備陣が決定機を作らせず、前半は0―0で折り返した。

 後半も立ち上がりにチャンスを作ったのも東京Vだった。MF斎藤がゴール前で左足シュートを放ち、直後にも唐山がミドルシュートでゴールを狙うもゴールは奪えず。

 均衡が破れたのは後半15分だった。ロングボールに抜け出したFC東京のFW長倉が左足で鮮やかなループシュートを決めて先制した。この1点が大きな意味を持ち、FC東京が2008年4月12日(味スタ、アウェー)以来、実に6365日ぶりのダービーでの勝利を挙げた。

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