◆明治安田J1リーグ▽第29節 FC東京1―0東京V(15日・味スタ)

 FC東京が東京Vに1―0で勝利した。

 昨季東京VがJ1に復帰してからこれまで3戦3分けだったが、0―0の後半15分に相手DFラインの裏を抜け出したFW長倉が左足で鮮やかなループシュートを決め、2008年4月12日以来、実に6365日ぶりのダービーでの勝利を挙げた。

その時の試合にも出場していた日本代表DF長友佑都は「寝られないでしょ? 今日は(笑)。サポーターにも、(試合後に)眠らせないような興奮する試合をしたいと言っていたので、ダービーは勝つことが全てだと思って今日はやってきたし、内容は詰めていかないといけないですけど、勝つことが全て。勝利を届けられてよかった。僕も眠れないだろうけど、サポーターも眠れないんじゃないかな」とうなずいた。

 右サイドバックでフル出場し、チームもリーグ5戦ぶりの勝利。「これを自信につなげていかないといけない。攻守において詰めていかないといけないことはありますけど、今日もGK、DFラインの平均年齢は35歳くらいだったけど、抑えるべきところや、危機察知の部分も含めて、やっぱり違うなとやっていて感じた。ゼロに抑える試合を出来れば、おのずと結果は残せる。続けたい」と強調。降格圏内とは勝ち点9差となり、J1残留へ前進する1勝となった。

 また9月12日に39歳となり抱負を聞かれると「伝説を残すということを自分自身に言い聞かせてやっている。前人未到の5大会(連続W杯に)出るということと、出るだけじゃなく、レギュラーとして、完全な戦力としてW杯の優勝メンバーになることが目標です」と熱い思いを言葉に乗せた。

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