サッカーU―20W杯(9月27日開幕、チリ)に臨むU―20日本代表が16日、直前合宿を行うパラグアイに向けて羽田空港から出国した。

 2月の出場権を懸けたU―20アジア杯でも主将を務めたDF市原吏音(大宮)は、今大会でも主将候補として期待される。

同世代で戦う世界の大舞台を前に「本当に待ち望んだ大会。いいプレーはしたいと思ってますけど、そういう気持ちで行っちゃうとあんま良くないので、いつも通りの自分でいられれば。個人的な目標は全試合出場して、(決勝までの)7試合全部にフル出場することと、その中でなるべく失点をしない。1試合平均7試合でやっぱ1(失点)には抑えたい。それがやっぱ優勝につながると思うんで頑張りたい」と意気込んだ。

 チームを束ねるために、心がけるのは真のリーダーになること。船越監督からは、世界的名将のモウリーニョ監督が主将とリーダーの違いを説いている映像を見せてもらったことを明かし「キャプテン(主将)は試合で(主将マークを)ただ巻くだけで、リーダーは食事の時から色んな選手とコミュニケーション取ったり、練習でやってない選手がいたら強く言うとか。(船越監督からは)そういう“ザ・リーダー”みたいな選手になれと言われている。自分もそういう意識できましたし、少しでも近づけるように。一つの大会だけじゃなれないと思うんですけど、一歩一歩近づけるように頑張っていければいいかな」と自らに言い聞かせる。強いチームには必ず強いリーダーがいる。U―20日本代表が、過去最高の99年の準優勝を上回る優勝を成し遂げるために、市原がその役割を担う。

編集部おすすめ