◆アジア・チャンピオンズリーグエリート ▽第1節 町田1―1FCソウル(16日・町田GIONスタジアム)

 町田はアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の初戦でFCソウル(韓国)とホームで対戦し、1―1で引き分けた。

 町田は後半14分にDF昌子源のパスを奪われ、カウンターのピンチになると、元イングランド代表MFジェシー・リンガードのパスからFWマルコ・ドゥガンジッチに右足で押し込まれ、先制点を献上。

しかし、同35分にMF下田北斗の左クロスをFW藤尾翔太がエリア右に流し、最後はDF望月ヘンリー海輝が滑り込みながら右足で押し込んだ。

 アジア初勝利はお預けとなったが、通算9度目のACL出場で2013年には準優勝も経験した韓国の強豪に引き分け。黒田剛監督は「立ち上がりから印象としてはすごく固い。この大会における初出場のプレッシャーや重圧を感じた。いい局面もありつつ、(失点につながった)ああいったカウンターを減らさないと、今後のJリーグでも失点のにおいがぷんぷんしてくる。1からやり直しかなと思います」と課題を挙げると「勝ち点1をホームで得られたのはポジティブでいいが、勝ち点3を取りに行った中での勝ち点1。選手もスタッフも勝ち点3を取るつもりで準備をしてきたので、悔しさはもちろんある。今日の引き分けを教訓にし、次のゲームに臨まなければいけない」と振り返った。

 クラブとして初の国際大会。黒田剛監督が「体の強さ、球際の強さをすごく感じた。これから全ての試合においてそれが基準になってくる認識もある。もちろんJリーグもそうだが、前の選手に推進力がある選手、パワーを持っている選手、1つのパスで強く仕掛けられる選手が多い。

もっと踏み込んで対策、対応を練っていかないといけない」と語るように課題も浮き彫りになった。次戦はクラブとして初めての海外(マレーシア)での試合。反省を収穫を分析し、30日のジョホール・ダルル・タクジム戦に備える。

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