◆明治安田J1リーグ▽第31節 湘南1―2川崎(23日・レモンS)

 湘南がホームで川崎に1―2で敗れ、リーグ5連敗で15戦未勝利となった。

 立ち上がりこそ押し込んだが、同28分に左からのクロスを川崎MF脇坂に頭で合わせられて先制を許した。

後半も立ち上がりから川崎の攻撃を受ける形になり、何とか耐えていたが、後半35分に右からのクロスをFW伊藤にワントラップから左足シュートを決められて、痛恨の2失点目を許した。これで4戦連続リーグ戦は複数失点となった。

 湘南は同38分にセットプレーからDF舘が頭で押し込んで1点を返し、アディショナルタイム11分も含めて攻勢を続けたが、1―2で競り負けた。

 勝てば残留圏内の17位横浜FMと勝ち点で並ぶことが出来たが、勝ち点3差で19位のままとなった。

 試合後、山口智監督は「前への圧(力)を攻守において出していきたいという中で試合に臨みました。立ち上がりから攻守にアグレッシブに行ってくれたと思いますし、耐える時間もしっかりとしのぎながらというのはあったと思います。ただ最後のアタッキングサードでの時間の使い方だったり、作り方、工夫が自分の中で伝えきれていないのは事実としてあります」と反省点を挙げた。

 それでも、残り7試合で残留圏内の17位横浜FMとは勝ち点は3差で希望は残す。指揮官も「90分通して選手が示した圧というのはあったと思いますし、それをやり続けるしかないと思います。たくさんの後押しは、選手の背中を押してくれていると思いますし、選手や僕らは応える義務があると思う。今日また負けて、何を言うてんねんと思われるかもしれないけど、次の試合に向けて準備をしないといけない。悔しいし反省はあるけど、それを次にどう生かすかということにフォーカスしたい」と強調。

次戦は18位横浜FCとの残留を懸けた大一番に臨む。

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