◆ACLE ▽第2節 JDT―町田(30日、マレーシア・ジョホール)

 町田は敵地のジョホール・ダルル・タクジム(JDT・マレーシア)戦にて0―0で前半を終えた。

 主将のDF昌子源が後半アディショナルタイムに決勝弾を決めて、劇的勝利を収めた27日の岡山戦(1〇0)から中2日。

町田はリーグ戦でも武器にしている右サイドのDF望月ヘンリー海輝へロングボールから流れを作る。前半13分には相手のバックパスが弱くなり好機を作ると、同17分には相手GKの好セーブに阻まれたが、右のコーナーキック(CK)からMF増山朝陽のシュートも生まれた。

 すると同23分にFWナサンホがエリア内で倒されてPKを獲得し、絶好の得点機会を得た。しかし、FW相馬勇紀が打ったキックは右のポストに直撃。先制点にはならなかった。同27分にはエリア中からMFアケチェに左足で狙われるが、右に外れた。その後も決定機には至らず、前半をスコアレスで終えた。

 アジア初戦となったホームでの第1節FCソウル戦(1△1)は引き分け。今回のマレーシア遠征はクラブ初の海外遠征となる。当地マレーシア・ジョホールバルは、日本が初めてW杯の出場権を勝ち取った「ジョホールバルの歓喜」(98年フランスW杯予選)の地だ。黒田剛監督が前日会見で「そういう運命的な巡り合わせにすごく感謝。チャレンジャー精神で楽しんで挑みたい」と意気込むように、日本サッカー界にとっての“歓喜の地”でアジア初勝利を狙う。

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