◆U―20W杯▽1次リーグ第2戦 日本2―0チリ(9月30日・チリ)

 U―20W杯の1次リーグ第2戦で、日本はチリに2―0で勝利し、大会2連勝を飾った。主将のDF市原吏音が2試合連続でPKを沈め、決勝点を奪った。

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 日本が今大会で採用されている新リクエスト制度「フットボール・ビデオ・サポート(FVS)」を有効活用し、決勝点をもぎ取った。

 0―0で迎えた後半7分、MF斎藤俊輔がペナルティーエリア内で倒されたシーンで、主審の判定はノーファウル。しかし、ファウルの確信があった斎藤自身がベンチに対してFVSを求めるジェスチャーを送り、ベンチがリクエスト権を行使。主審が映像判定を行った結果、日本にPKが与えられた。

 FVSは各チームが1試合に2回、ビデオ判定のリクエスト権を持つ制度で、認められた場合は回数が減らない。開催国を相手に互角以上の戦いを演じながらも、FW高岡伶颯がPKを失敗するなど1点が遠かった日本にとって、大きな1点となった。

 その後はミスからピンチを招く場面もあったが、市原やGKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾らを中心に堅守を発揮。37分には途中出場のMF横山夢樹に追加点が生まれ、2戦連続で2―0のスコアで勝利した。

 日本は勝ち点を6に伸ばし、チリとニュージーランドが同3で追う展開に。第3戦はニュージーランドと対戦する。

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