J1横浜FCは1日、横浜市内で福岡戦(4日・ベススタ)へ向けての調整を一部非公開で行った。練習後に取材に応じた三浦文丈監督は「こういうやり方をしてくるんだろうな、とイメージは何となく出来ているし、それに対する準備と点を取るための術も何となく出来ている」と見据えた。
前節の19位・湘南との対戦は1―0で勝利。前半32分に新潟医療福祉大に在学中のDF細井響が豪快なゴールを決めると、そのまま逃げ切った。J1残留を争う相手への勝利に「絶対に負けない、絶対に勝つんだという思いがあった。まずはそこが素晴らしかった。粘り強くやっていたらやられない、勝ちきれるという自信が出てきたし、ポジティブな要素がいっぱいあった」と振り返った。
9月20日の20位・新潟戦(1〇0)でもホームで勝利。“裏天王山”を確実にものにし、着実に勝ち点を積み重ねている。ルヴァン杯準々決勝で神戸を撃破して以降、リーグ戦で4戦無敗。守備も3試合連続で無失点を記録している。この日の時点でJ2降格圏の18位に沈んでいるが、残留圏内の17位横浜FMとの勝ち点差は無し。クラブ初の自力でのJ1残留へ、残り6試合の戦いがより重要になる。
三浦監督は、ここ最近の試合のクロージングに手応えを示した上で「結果がちょっとずつ出ると、やったら勝ち点3が取れるんだ、(失点)ゼロで終われるんだと思い、それが自信になってうまくいく。