現在3位のJ1京都が、練習を公開した。この日は2チームに分かれて左右のCKを5本ずつ、ペナルティーエリア周辺から左右のFKを1本ずつと、PK1本ずつのセットプレーも実施。
複数失点こそ7月21日の福岡戦(2△2、ベススタ)以来ないが、直近の試合はCK、2試合前はロングスローから失点を招いた。交代枠5人を全て使い、様々な位置に入る選手もいる。「誰々がやって誰々がやらないでは、やらないところから綻びが出る」(曺監督)と全体で個人の役割など詳細を再確認し、CK、FKでは両チーム“無失点”だった。
GK太田岳志(34)も「ここからの試合、セットプレー1本の重みはだいぶ重要になってくる」と、張り詰めた緊張感で行われたメニューに納得の表情。細部に宿る勝負の神も、味方につける。(森口 登生)