米大リーグのワイルドカードシリーズは1日(日本時間2日)第2戦が各地で行われ、ナ・リーグ2試合のうちの1カード、ドジャース対レッズでドジャースが連勝して唯一地区シリーズ進出を決めた。ナ・リーグのもう一方、カブス対パドレスとア・リーグの2カード、ヤンキース対レッドソックス、ガーディアンズ対タイガースはいずれも1勝1敗のタイとなり、残り3チームの地区シリーズ進出は2日(同3日)の第3戦まで持ち越された。

 注目カードはカブス対パドレス。パドレスはポストシーズン通算13試合(5勝7敗)登板のベテラン、ダルビッシュ有が先発する。今年のドジャースも含めて初戦勝利の21チーム中19チームが上位に勝ち上がっているが、パドレスは2020年に数少ない逆転劇での地区シリーズ進出を決めている。ダルビッシュVS鈴木誠也の対決から目が離せない。

 ヤンキース対レッドソックスの東地区ライバル対決は、レッドソックスの吉田正尚がキーマン。第1、2戦はともに相手先発が左腕だったことでベンチスタートだったが、初戦は7回に代打で決勝の2点タイムリーを放ち、2戦目には2死一、二塁からチャンスを満塁に広げる内野安打と、2試合連続でチャンスに強い打撃を披露している。第3戦はヤンキースの先発は右腕のシュリトラーで、吉田はスタメンに名を連ねる見込みだけに、注目だ。

 2日(同3日)の第3戦は、ガーディアンズ対タイガース戦が午前3時8分、カブス対パドレスが午前6時8分、ヤンキース対レッドソックス戦が午前9時8分開始予定になっている。

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