◆秋季埼玉県大会準々決勝 花咲徳栄4―1春日部共栄(2日・大宮公園)
好投手同士の投げ合いで負けるわけにはいかない。相手の先発は県内屈指の左腕・前田悠太(2年)。
182センチ、86キロのがっしりとした体格。スタミナには自信がある。2日前の9月30日、3回戦の昌平戦で150球を投げて完投。中1日での先発となったが、全身を使ったワインドアップで114球を投げ込んだ。「中学校の頃から親が体作りという面で料理とかも気にかけてくれたので、それで体力もついたのかなと思います」と感謝を口にした。
秋は2年ぶりとなる準決勝進出を決めて浦和麗明と対戦する。あと1勝で関東大会進出が決まるとはいえ、岩井監督は「まだまだまだ」と気を引き締める。次戦も中1日となるが、黒川は「全然いけます」と自信たっぷり。エースの自覚でチームを決勝へと押し上げる。