俳優の山田裕貴が、TBS×U‐NEXT×THE SEVEN3社がタッグを組んだドラマ「ちるらん 新撰組鎮魂歌」に主演することが3日、分かった。26年春にTBSでスペシャルドラマとして放送、U‐NEXTでドラマシリーズが配信される。
幕末最強のサムライたちである新撰組を描いた橋本エイジさん、梅村真也さんによる人気コミック「ちるらん 新撰組鎮魂歌」の実写化。魅力的なキャラクター造形と、史上最速とも評されるハイスピードな殺陣(たて)を交えて映像化する。
片田舎の“バラガキ”から“鬼の副長”にまで成長する主人公・土方歳三を演じる山田は「原作の土方歳三の熱量や仲間との絆、それが誰かを動かしていく様がすごくしっかりと描かれているので、そこは本当に大事にしたくて『やるなら最後までやり遂げたい』と強く思いました」とコメント。
そして、自身と新撰組を重ね、「最近、走り続ける中で自分の炎がどこにあるのか分からなくなるような、そんな孤独を感じてたんです。それでも『信じられないようなことを続けていれば、いつか信じられないことが起きる』ということだけは信じてて。それって新撰組もそうだったんじゃないかって思ったんです。仲間や自分たちが死ぬかもって時に、時代を、世界を変えたい、その一心だったんじゃないか…生きてるから何か出来る、俺は生きてる、だから何かせねばって」と率直な思いを明かした。
同作のプロデューサーを務める森井輝氏にその思いを語ると、「その鬱憤(うっぷん)をここで晴らしてくれ」と言われたといい、「それからはもう、歳三じゃないですけど『燃やすしかねえだろ、滾(たぎ)らすしかねえだろ』となれました。素晴らしい仲間たちのおかげで、自分たちだからできた“令和の新撰組”が創り上げられたと思います。ぜひ、皆さんに見ていただきたいです」と呼びかけた。
大規模スケールで贈る“ジャパニーズ・ソードアクション・エンターテインメント”と銘打つ同作は、今年4月から撮影をはじめ、京都、滋賀、静岡、千葉をはじめ全国各地で撮影を実施。壮大なロケーションとリッチな映像表現、高いVFX技術を掛け合わせることで圧巻の映像となっている。
これまで数々の名優が演じてきた新撰組の面々をどのような俳優陣が演じるのか。“令和の新生・新撰組”キャストは後日発表となる。