◆JERAセ・リーグ 広島1―3ヤクルト(4日・マツダスタジアム)

 今季限りで退任するヤクルト・高津臣吾監督が地元・広島での最終戦を白星で締めくくった。先発の下川隼佑投手が6回3安打1失点の好投。

7回からは大西、荘司、田口、とつないで最後は星が抑えた。

 57勝79敗7分けの最下位に沈んだ指揮官は「シーズン大変だったですけど、『最後にみんなで力を合わせて頑張って勝って終わりましょう』という話をさせてもらって、その通りに、下川も、投げるほうも、打線のほうも非常にいい展開で締めくくれたのかなと思います」と喜びをかみしめた。

 試合後には広島工高の後輩でもある広島・新井監督から花束を受け取り、記念撮影を行った。「18歳までですけど、赤いユニホームを見てね、赤いキャップをかぶって、ずっと野球をやってきたのでね。そういう意味では広島で最後のゲームをできてよかったなと思いますね」と柔和な笑みを浮かべた。

 2軍監督時代から成長を見守ってきた村上が今オフにポスティングシステムでメジャー挑戦することについては「時期的に非常にいい時だと僕は思います。それを許してくれた球団というのは、彼は感謝しないといけないと思いますし、これからでしょうね。本当にびっくりするような選手と出会って、素晴らしいメジャーの野球を経験して、また野球人としても、人間としても、もっともっと大きく成長していってほしいなと思いますね」とエールを送った。

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