◇ボーイズリーグ 第34回北海道支部 秋季リーグ戦 最終節 札幌北広島ボーイズ9-10札幌手稲ボーイズ(4日・札幌モエレ沼公園ほか)
リーグ戦最終節が行われ、札幌手稲ボーイズは、10―9で札幌北広島ボーイズを下した。最大6点ビハインドをはねのけ、逆転勝利でリーグ戦を締めくくった。
札幌手稲ボーイズが逆転勝利で、6位から4位に順位を上げた。4回を終えて1―7。コールド負けも視野に入る中、5回に3本の長打で4得点。6回は打者一巡の猛攻で5点を奪い、一気に試合をひっくり返した。
前節では札幌ボーイズに2―8で敗戦。「毎回毎回同じことを言われていた」と試合後に越中築監督から雷が落ちた。今週の平日練習はノックやフリー打撃を行わず、ティー打撃とフィジカルトレーニングのみ実施。部員間で話し合いを重ね、課題だった野球に取り組む姿勢を見直してこの日の試合へ臨んだ。4番・斎藤陽斗一塁手(2年)は6回に三遊間をゴロで破る同点打を放ち、決勝のホームを踏んだ。「今まで自分たちは徹底力が足りなかった。
11日の選手権初戦では、再び札幌北広島ボーイズと対戦する。越中監督は「どこが相手でもうちの野球を貫きたい」と力を込めた。
〇…旭川大雪ボーイズは危なげなく、全勝突破だ。リーグ戦初先発の二瓶結登(2年)は、120キロ台前半の直球を武器に3回1安打3奪三振無失点。「初回は制球が乱れたけれど、2回以降は低めに集めることができた」と振り返った。4連覇を目指す選手権は3日で最大3試合を戦う。主将も担う右腕は「(エースの)神元ばかりに頼っていられない。少しでも長いイニングを投げて助けたい」と腕をまくった。