◆奥球磨駅伝(5日、熊本・多良木町役場前発着=高校7区間42・195キロ、大学・実業団4区間42・195キロ)

 高校、大学、実業団の男子チームがカテゴリーの枠を越えて一斉スタートで争った。注目は画期的な区間割り。

42・195キロを大学と実業団は4区間で、高校は7区間でタスキをつないだ。1区(10キロ)は同じ。高校の2区(3キロ)と3区(8・25キロ)が大学・実業団の2区(11・25キロ)。高校の4区(7・9キロ)と5区(3キロ)が大学・実業団の3区(10・9キロ)。高校の6区(5・2キロ)と7区(4・845キロ)が大学・実業団の4区(11・25キロ)。

 地元の九州学院高(熊本)が2時間7分14秒(記録はいずれも速報値)で総合優勝した。鳥栖工高(佐賀)が2時間7分55秒で2位、宮崎日大高(宮崎)が2時間8分13秒で続いた。

 大学・実業団のトップで全体6位はネクサスで2時間9分だった。

 今年1月の第101回箱根駅伝で2年連続8度目の優勝を飾った青学大は2チームが出場。青学大Aが2時間9分32秒で全体9位、青学大Bが2時間10分30秒で全体13位だった。

 青学大では奥球磨駅伝は、全日本大学駅伝(11月2日)、箱根駅伝(来年1月2、3日)への「登竜門」の位置づけとされている。8日後に行われる学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月13日、島根・出雲市)に出場しない選手の中で期待されるメンバーが出走。

出雲駅伝の登録メンバー10人に入った鳥井健太(3年)はBチームの2区でまずまずの走りを見せた。

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