◆秋季京都府大会▽準決勝 乙訓7―0京都文教=7回コールド=(5日・わかさスタジアム京都)
京都文教が、初の近畿大会出場を目前で逃した。乙訓の丸本陽己投手(2年)を全く攻略できず、1安打無得点と打線が沈黙。
指揮官は智弁和歌山で長く部長を務め、監督としては智弁学園を2度、夏の甲子園に導いた。2018年の秋に京都文教の監督へ就任し、「ゼロからのスタートのチームは初めて。質や意識がまだ低い。毎日が試行錯誤の連続です」と強豪校とは違った難しさを感じている。
同校にはグラウンドがなく、京都文教大のグラウンドを大学の軟式野球部と女子野球部とともに使用している。平日の練習は1日2時間。日々目標を明確に、効率重視で練習してきた。「もがいています。こういう子たちを甲子園に連れて行けたら値打ちがありますよね」。経験豊富な監督が、チームの歴史を変える。