◆明治安田J1リーグ▽第33節 鹿島0―0G大阪(5日・メルスタ)

 鹿島はG大阪と0―0で引き分けた。前半から敵陣の攻略に苦戦し、後半ATに得たPKは、18歳のFW徳田誉が失敗した。

勝ち点60で並ぶ2位京都、3位柏、4位神戸との差は5に広がったが、勝ちきることはできなかった。

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 鹿島の鬼木達監督は「勝ちきれなかったことに、悔しさ、申し訳なさがある。後半は押し返すことができていたので、自分が勝たせないといけない、仕事をしないといけないゲームだった。そこに尽きるかなと思っています」と振り返った。

 序盤からG大阪のブロックをかいくぐることができず、なかなか攻撃の糸口を見つけられず。ACL2から中2日のG大阪の足が止まり始めた終盤はゴールに迫る場面も多かったが、最後まで1点が遠かった。

 PKキッカーの選定は、鬼木達監督自身が行ったという。荒木遼太郎がボールを抱えていたが、徳田を指名したのは指揮官自身の判断だった。鬼木監督は徳田を責めることはせず「『キックが上手』とかではない部分にも細心の注意を払うことで、いろいろな選び方はできたかなと思います。自分の甘さ、判断が力不足でした」と責任を背負い込んだ。

 リーグ戦は残り5試合。代表ウィークによる中断期間を挟んだ次節は4位神戸、その次は3位京都との一戦となる。

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