▽練習試合  相模原2―1清水=45分×2本=(5日・三保)

 J1清水エスパルスは5日、三保でJ3相模原と練習試合(45分×2本)を行い、故障離脱していたMFカピシャーバ(28)が約1か月半ぶりに実戦復帰した。ブラジル人助っ人は2本目15分から出場。

ポスト直撃の惜しいシュートを放つなど見せ場をつくった。試合は1―2で敗れた。

 頼もしいピースが戻ってきた。対外試合は8月23日のアウェー・福岡戦以来。左MFに入り「起点をつくる、試合をひっくり返すことを意識した」と随所で持ち味を披露した。2本目32分には縦に抜け出して左足でシュート。ポストに嫌われたが、完全復活への一歩目を踏み出した。

 チームはリーグ9試合連続1得点以下。先制しても追加点を奪えないことが課題となっているが、助っ人が戦列に戻れば攻撃の活性化が期待できる。「私の特長は監督も分かってくれている。この先、先発を争っていきたいしゴールやアシストで貢献できれば」と次節、18日のアウェー・川崎戦以降に向け決意を語った。

 試合は相手に主導権を握られ、FW北川航也(29)のPKによる1点止まり。

秋葉忠宏監督(49)は「評価に値しない。競争を高めないと、残り5試合メンバー固定では面白くない」とアピール不足に終わった控え組の奮起を促した。(武藤 瑞基)

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