◆練習試合 巨人6―2SUBARU(6日・東京ドーム)

 右脇腹痛で離脱していた巨人の吉川尚輝内野手が約1か月ぶりに実戦復帰した。

 「8番・二塁」でスタメン出場。

9月10日の広島戦(東京ドーム)以来の実戦で4打数無安打だった。Hランプはともらなかったが、鋭くスイング。「思い切って振れたので。そこはよかったかな」とうなずいた。

 吉川は右脇腹痛の影響で9月14日に今季2度目の登録抹消。当初から守備と走塁の動作に支障はなく、万全なスイングを取り戻せるようリハビリを続けてきた。「間に合わないかと思ったけど、トレーナーさんのおかげでここまでこれた。結構早くこれた」と感謝する。

 好守備も見せた背番号2の復帰に指揮官もひと安心の様子。阿部監督は「全く問題なさそうなのでね。守りの時間も長くしたり打席も多くしたりして。たぶん明日もそうなると思いますけど、そこで何とか間に合いそうかなと思います」と語った。

 11日からは2位・DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(横浜)が始まる。昨年はリーグVに貢献したもののけがの影響でCSでの出場できなかった悔しさもある。「去年とは立場が優勝と逆ですけど、やるしかないと思っているので、チーム全員が一丸となって頑張っていきたい」と決意を込めた。

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