◆米大リーグ 地区シリーズ第2戦 ブルワーズ7ー3ズ―カブス(6日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 カブスがブルワーズに連敗した。先発の今永昇太投手(32)が2回2/3で5安打4失点3奪三振2本塁打で黒星。

鈴木誠也外野手は「4番・右翼」で第1打席に先制3ランを放ったが、空砲となった。

 鈴木は初回1死一、二塁。先発左腕アシュビーに対し、カウント1-1からの3球目、高めの直球をフルスイング。騒然とした中、打球は左翼2階席に着弾した。飛距離440フィート(約134・1メートル)、打球速度111・7マイル(約179・8キロ)、打球角度26度の特大弾。鈴木はガッツポーズを繰り出しながらダイヤモンドを一周し、ホームインすると迎え入れたホーナーとタッカーと喜び合った。ベンチに戻っても手荒い歓迎を受け、笑顔を爆発させた。レギュラーシーズン終盤から通算9戦で7発目となった。鈴木はその後四球で出塁し、3打数1安打3打点1四球だった。

 最高の援護をもらって先発マウンドに立った今永だったが、2者連続三振から3番コントレラスと4番イエリチに2者連続で左前安打を打たれ、2死一、二塁。5番ボーンに、内角へ食い込むスイーパーを左翼席へ同点3ランを打たれた。3点の援護をあっという間に使い切ってしまった。

 2回は3者凡退で立ち直り、3回は2アウトまで簡単に奪ったが、コントレラスに内角へ食い込む直球を左翼席へ打たれ、勝ち越しを許した。続くイエリチにも右前打を打たれたところで降板となった。

 今永はレギュラーシーズンで初回で被本塁打9本。防御率は7・20と打ち込まれていた。

 今永はレギュラーシーズンで9勝8敗、防御率3・37。シーズンが進むにつれ、立ち上がりの不安定さが目立つようになった。一発病にも悩まされ、シーズン31本塁打はリーグワースト2位。WCSでは第2戦でオープナーの2番手として登板して4回2失点。3安打に抑えたが、やはり2ランを浴びて2失点していた。

編集部おすすめ