◆秋季高校野球神奈川県大会▽決勝 横浜12―0法政二(7日・サーティーフォー保土ケ谷)
大敗にも光は見えた。法政二・絹田史郎監督は「遠ざかっていたこのステージまで連れてきたもらったことに感謝して、よく頑張ったと思います」と選手に感謝した。
「ちょっと万全ではなかったので関東へ向けて2番目、3番目の投手を確認したいと思って」と準決勝まで力投を続けてきたエース右腕・松田早太(2年)の登板を回避し、控え投手が強力打線に立ち向かったが被安打13で12失点。打線も2回に無死一、二塁の好機をつくったものの得点できず、相手投手の継投に5安打無得点に封じられた。それでも指揮官は「横浜高校さんとどれくらい戦えるのか、何が足りないのか何が学べるのか勉強になった試合だと思います。勝負強さ、スキのない走塁、流れを渡さないところがこの点差になった」と前を向いた。
33年ぶりに出場する18日からの関東大会へ向けて「一戦必勝で、横浜高校さんからいろいろ教えてもらったことを準備して関東に臨みたい」と絹田監督。自身が82年夏に踏んだ夢舞台を見すえていた。