7日放送のフジテレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜・午後2時48分)では、自民党がこの日午前、総裁選挙後初の総務会を開催。高市早苗新総裁が新たな執行部人事を発表したことを報じた。
副総裁に総裁選勝利の“立役者”麻生太郎氏、幹事長に麻生氏の義弟・鈴木俊一氏、政調会長に小林鷹之氏、選挙対策委員長に古屋圭司氏、組織運動本部長に新藤義孝氏、広報本部長に鈴木貴子氏の起用が決まり、総務会長には有村治子氏が選任された。
コメンテーターで出演の政治ジャーナリスト・青山和弘氏は小泉進次郎氏有利の下馬評を覆す形で高市氏勝利となった今回の総裁選について「最初から有力だと言われて、小泉陣営に緩みが出たっていうのと『党員票、党員の意思を踏みにじっていいのか?』っていうプレッシャーは想像以上に強かった」と、まず分析。
その上で今回の麻生氏の高市支持への流れについて「麻生さんも最終的な決断はしていなかった。今回、小泉さんでもいいんじゃないかと言っていましたし、その方向で話も進んでいました」と解説すると「一番、麻生さんが心変わりした理由は小泉さんの周辺にいる人たちがどうも気にいらない。平(将明)デジタル大臣が『麻生さんの影響力が下がった』ってハッキリ言って。これ(以前から麻生氏とは)犬猿の仲で。あと木原誠二さんとかも。あと、麻生派を出ていった人が小泉さんの周りをがっちり固めていた」と具体的名前を列挙した。
「そんな流れの中、高市氏陣営から『人事は麻生さんにお任せしますから』というメッセージも出てきた。最後、麻生さんがものすごい戦略を立てて、私もこの戦略は読み切れなかったんですが、なんとギリギリ決選投票でひっくり返すという大逆転になったんです」と語った。
平デジタル相は今月3日の記者会見で麻生氏について「以前ほど、影響力があるようには思えないので、念のため(麻生詣に)行っておこうというぐらいの話だと思っております」と発言していた。