◆米大リーグ 地区シリーズ第3戦 タイガース4―8マリナーズ(7日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)
マリナーズが敵地・タイガース戦で連勝を飾り、地区シリーズ突破に王手を掛けた。今季は60本塁打&125打点でア・リーグ2冠王に輝いたC・ローリー捕手は、6―1で迎えた9回無死二塁からPS第1号となる左中間への2ランを放つなど、4打数2安打3打点の活躍でチームを勝利に導いた。
1勝1敗の五分。休養日を挟んで、この日からはタイガースの本拠地コメリカパークで一戦は、雨による天候不良の影響で開始が大幅に遅延。日本時間の8日午前5時8分開始予定だったが、約3時間遅れてのスタートとなった。
だが、マリナーズが驚異の集中力を見せた。両軍無得点の3回に3安打で2点を先取。先頭ロブレスが二塁打で出塁すると、クロフォードの左前打。ロブレスは三塁に止まったが、左翼から本塁へ悪送球となり、本塁に突入し、間一髪セーフとなった。さらに続く1番アロザレーナにも中前適時打が飛び出し、2点を先制した。
スアレスのソロで3点差に広げた4回には、2死一、二塁からローリーが中前適時打を放ち、リードを4点に広げた。
マリナーズは2001年以来、24年ぶりの地区優勝を達成。ア・リーグの第2シードとなり、地区シリーズの初戦は延長11回にもつれ込んだ接戦に敗れて黒星発進。第2戦は同点の終盤8回にローリー、ロドリゲスの主砲が2者連続二塁打で勝ち越しに成功し、そのまま逃げ切っていた。
連勝で地区シリーズ突破に王手。翌8日(同9日)の第4戦に勝てば、ブルージェイズとヤンキースの地区シリーズ勝者と13日から始まるリーグ優勝決定シリーズで争う。