今季の学生3大駅伝第2戦、全日本大学駅伝(11月2日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)のチーム登録(選手16人)が8日正午に締め切られ、出場27チームの登録選手が発表された。
前年覇者の国学院大は、優勝のゴールテープを切った上原琉翔(4年)はじめ5人の優勝メンバーが順当にメンバー入りした。
前回2位の駒大は、エースの佐藤圭汰(4年)が登録メンバーに入った。学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月13日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)では登録メンバーから外れており、佐藤圭汰の復調ぶりが駒大の鍵を握る。
前回3位で、昨季の箱根駅伝王者の青学大は、エースで主将の黒田朝日(4年)、塩出翔太(4年)、宇田川瞬矢(4年)、小河原陽琉(ひかる、2年)の箱根駅伝Vメンバーらが順当に入った。原晋監督(58)が今季の「キーマン」として期待する荒巻朋熈(4年)も登録された。神邑亮佑、椙山一颯(いぶき)、石川浩輝、前川竜之将と勢いのあるルーキーも4人メンバー入りした。
早大はエースの山口智規(4年)、スーパールーキーの鈴木琉胤(るい)がメンバー入り。2010年以来、15年ぶりの優勝を狙える戦力がそろった。
5日後に迫った今季開幕戦の出雲駅伝、さらには全日本大学駅伝では、昨季の王者で全日本大学駅伝2冠の国学院大、昨季の3大駅伝すべて2位と安定した強さを持つ駒大、箱根駅伝王者の青学大、スピードランナーがそろう中大、伝統校の早大、駅伝巧者の創価大、帝京大などが激しい優勝争いを繰り広げることになりそうだ。
全日本大学駅伝は10月8日に選手16人を登録。その中から10月30日正午までに1~8区の選手と補欠5人を登録。