俳優の阿部寛が8日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「俺ではない炎上」(山田篤宏監督)の“大炎上”御礼イベントに共演の藤原大祐、夏川結衣と登壇した。

 原作は浅倉秋成氏の同名小説。

SNSで根拠のない情報が“真実”となり、冤罪(えんざい)事件へと発展する恐怖を描いたミステリーだ。

 妻役を演じた夏川とは、フジテレビ系人気ドラマ「結婚できない男」(2006年)を始め、7回目の共演になった。夫婦役は4回目。「それまでの6回もそうですが、いつも違う感じで来てくださる。僕が台本を読んで、思っていたものより期待以上だった。一番信頼している女優さん」と称賛すると、夏川は「すご~くうれしいです」と満面の笑み。続けて「同志のよう。俳優だけでなく、スタッフにも人気が高いのが阿部さん。絶大なる信頼を持っています」と互いに褒め合った。

 司会者から自身のこだわりを聞かれると、阿部は「自分で髪を切った方がうまい」とキッパリ答えた。今年だけで2本の主演ドラマと3本の主演映画が公開された人気役者ならではの考えのようで、「役者は(作品の)つながりを考えなければいけませんが、街の床屋さんでサッパリ切ってもらうと、スタッフから『つながっていません』って言われることもありました。それを防ぐために自分でつながりを考えながらバラバラに切るようにしたら、怒られなくなった。

女性は無理だと思いますが、男性で普段ボサボサにしている人におすすめです」と熱弁した。

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