ラグビー日本代表のCTB池田悠希(BR東京)が8日、オンライン取材に応じた。日本が準優勝した9月のパシフィック・ネーションズカップ(PNC)では、決勝のフィジー戦で初キャップを獲得。

「キャップを取るまでにたくさんの人にサポートしてもらっていたので、感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。

 187センチ、100キロの大型CTB。8月の合宿中に一度ケガで離脱したが、チーム事情によりPNC決勝直前に再び招集された。「チャンスがないと思っていたので、うれしかった」と臨んだ一戦は、持ち前のボールキャリーの力強さを披露。敗れはしたが「自分の強みを発揮して貢献しようと思っていた。いい形でキャリーできてよかった」と手応えにうなずいた。

 CTBライリー(埼玉)など負傷者が続いた中、格上フィジーに27―33の惜敗。SH福田健太(東京SG)は「タフな状況でみんなが役割を遂行してフィジー戦を戦えたのは、一つステップアップできた試合だった」と振り返った。戦術や1人1人の役割が明確となり、コミュニケーションの質が上がっていると言い「1週間を通して、週末(試合)のプランがクリアになって臨めている」。チームコンセプト「超速ラグビー」の浸透を強調した。

 今秋は、25日のオーストラリア戦(国立)から南アフリカ、アイルランドとかつての伝統的強豪国との試合が続く。福田は「チームとして、PNCで学んだことを生かしていくことが大事」と言い、池田も「強豪国から勝利が求められる試合が続く。

すごい選手が多いと思うけど、その中で強みを発揮できるか、ステップアップできるかチャレンジしたい」と気持ちを高めた。

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