◆米大リーグ・地区シリーズ第3戦 カブス4―3ブルワーズ(8日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
地区シリーズ2連敗となっていたカブスが8日(日本時間9日)、ブルワーズとの地区シリーズ第3戦、初回の4点を守り切って4―3と初勝利を挙げた。第4戦は日本時間10日にシカゴで行われる。
「1番・一塁」でブッシュがスタメン出場し、初回先頭打者アーチとなるポストシーズン(PS)第3号を放った。初回に不運なプレーで1点を先取されたカブスだったが、鈴木らとともに終盤から調子の上がってきたブッシュがフルカウントから右腕プリースターのまん中カットボールを右翼席中段にたたき込んだ。
ブッシュは第1戦でも初回先頭打者アーチを打っており、このシリーズ2本目となった。今季は自己最多34本塁打していた。
「4番・右翼」で先発した鈴木誠也外野手は無死一、二塁で回ってきたが、右翼への打球をフリリックの美技に阻まれた。だが、2死満塁でクローアームストロングが右前2点タイムリーを放ち、暴投もあって計4点を奪った。
ブルワーズも7番バウアーズが孤軍奮闘。4回に中前適時打、7回に左中間にソロアーチで1点差とした。8回2死満塁で再びバウアーズに打席が回ってきたが、6番手のケリーが空振り三振に抑えこんだ。
鈴木は3回にポストシーズン5本目の長打となる左中間二塁打したが、その後は空振り三振と遊ゴロだった。しかし、逃げきってのゲーム終了では笑顔でナインらとハイタッチで勝利を喜んだ。