◎「第14回関西キッズドリーム大会(10月5日・香芝ボーイズ専用G)◆小学生ジュニアの部 ▽予選リーグ 堺中央ボーイズ9-3香芝・大和・奈良葛城合同ボーイズ

 堺中央が見事な逆転劇で決勝トーナメント行きを決めた。1点を追う3回。

先頭の1番・塚中の左前打から1死二、三塁となり、4番・木寺主将の敵失を誘う三塁手強襲の打球で同点に追い付いた。続く木佐貫が、1死二、三塁から中前へ勝ち越しの適時打。「強い打球を打つのが楽しい」と笑みがはじけた。

 勢いが止まらないナインは4回にも大暴れした。塚本の安打から芳賀、木寺が適時打。さらに2死一、三塁から下村が、中前へ抜けるタイムリーで2点を追加して、時間切れでの勝利が決まった。猛打賞に4盗塁の活躍を見せた塚本は「ボールをよく見て、力いっぱい振った」と充実の汗を拭った。

 投手陣の好投も光った。4回2死満塁から3番手で登板した木田が、投ゴロに打ち取り、「緊張したけど絶対に抑えたかった」とガッツポーズ。走者を出しながらも、先発で3回2失点と粘投した木寺は「大差で勝ちたい」と誓った。決勝への準備はもうできている。

 〇…香芝・大和・奈良葛城合同は初回に先制したものの逆転負けを喫した。

 初回1死三塁、3番・乾(大和)が左中間へ先制の適時二塁打。「絶対に打ってやる」と2打席連続適時打で2打点を挙げた乾は、打って投げて守ってとフル活躍だっただけに唇をかんだ。3チームをまとめた玉尾主将(香芝)は「負けたのは悔しいけど、合同チームは楽しい。特に守れるのが楽しかった」と4番・一塁で奮闘した。

編集部おすすめ