フィギュアスケート女子で2010年バンクーバー五輪銀メダルの浅田真央さんが9日、東京・立川市の「MAO RINK」で練習を初めて報道陣に公開した。8月1日に「木下MAOアカデミー」を開校し、指導者としての道を歩み始めた。

「毎日大変やりがいを感じているし、とても楽しい」と2か月間を振り返った。

 現在はセレクションで約70人の中から選ばれた、幼稚園児から小学3年生までの12人を指導。この日も「手が下がらないように」など生徒一人一人に寄り添い声をかけていた。セレクションでの選考ポイントは「感覚。この子だなと」と直感を大切に選んだという。

 自身の想定よりも速いスピードでの指導者転身だったという。「子供たちが色んなことを言ってくれたり、成長が見られるときがとても楽しい。難しいと思うことは今のところない」と順風満帆な日々を送っている。

 日曜日を除く週6日、リンクで指導。そのほかにもバレエやダンスレッスン、陸上でのトレーニングも行われ、後継者育成が行われている。「何事も一生懸命やることが大切。できる限り一生懸命、練習を続けていけるように、スケートが好きという気持ちを忘れてほしくない。

そのためにサポートしていきたい」。今後に向けて力強く思いを語った。

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