サッカー日本代表は9日、国際親善試合パラグアイ戦(10日・吹田S)に向け、試合会場で公式練習を行った。

 GK鈴木彩艶(ざいおん、パルマ)は練習後に取材に応じ、「結果が大事になってくる。

ゴールキーパーとしては守備の安定性というところは常に求め続けたい。ゼロ(無失点)にこだわっていきたい」と意気込んだ。

 アジア最終予選では10試合中、8試合に出場し、2失点と安定感を発揮した守護神。在籍2年目を迎えるセリエA・パルマでも、リーグ全6試合にフル出場(7失点)と5大リーグで堂々のパフォーマンスを示す。

 相手のパラグアイの印象については「セットプレーを含めて(ゴール前に)結構突っ込んでくる。ボールにアタックするというところが相手の強みだと思う。そこに恐れずに自分たちからしっかりと守備でアタックするところを忘れず、準備を早く、やっていきたい」と警戒した。

 今回の10月シリーズもDF板倉やボランチの遠藤ら、守備陣に多くけが人が出ている状況だが、「前回(9月の米国遠征)もメンバーが変わっていたし、今回も大きくメンバーが変わると思う。守備としては、常にコミュニケーションを取るところを含めてやるところは変わらない。そういった中でも今いるメンバーと全力で戦う。今のメンバーでうまくいい形がつくれればいい」と見据えた。また、「逆に(今回呼ばれている)若い選手でいったら(鈴木)淳之介とかは年齢が近く、勢いがある選手。

ビルドアップの能力も高い。そういったところも含め、攻撃の部分でも特徴が出るんじゃないかな」とポジティブに捉えた。

 パラグアイ戦後には強豪ブラジル戦(14日・味スタ)も控え、W杯出場国との重要な2連戦となる。

 チームは9月の米国遠征で、メキシコに0―0で引き分け、米国に0―2で敗れた。鈴木は主力中心で臨んだメキシコ戦に出場した。

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