サッカーパラグアイ代表のグスタボ・アルファロ監督が9日、国際親善試合・日本戦(10日・吹田S)に向けて前日会見を行った。

 同国は南米予選を勝ち抜き、2010年の南アフリカ大会ぶりとなるW杯出場をつかんだ。

9月まで予選を戦い、10日に日本、14日に韓国との試合を控える。FIFAランキングではいずれも格上のアジア2か国との対戦に「それぞれ非常に高いレベル、ヒエラルキーを持った国。W杯で言い活躍をするためには、レベルの高い相手と対戦していくことが必要」と、闘志を燃やした。

 日本への印象は「現在、代表選手の8割以上が欧州でプレーしている。日本人でありつつ欧州の考え方を持つチーム。日本代表のサッカーを見ていると、欧州のチームのサッカーを見ているような印象」と、称賛。「伝統的な特長でもあるハードワーク。力強く果敢に相手に立ち向かう守備のマーク。ラスト1球であるかのように、全てのボールに競りに行く戦い方。それがあったからこそ格上の相手でも力の差を縮められたと思っている」と、激戦の南米予選を勝ち抜いたスタイルを崩さずにぶつかる。結果はもちろん、「日本の最も強いポイントは組織であり、そのシステムであると思っている。個々の選手を生かす組織を持っているのが日本代表。

それこそがパラグアイ代表で私が目指していることでもある」と、学べる部分もしっかりと吸収するつもりだ。

 また、会見の冒頭には、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズの監督を務めていたミゲル・アンヘル・ルッソ氏が亡くなったことを受けて「非常に多大な努力を重ねながら監督をしてきた方で、サッカーの監督という職業の地位を非常に高めてくださった方。ご家族にお悔やみを申し上げます」と、哀悼の意を表した。

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