バレーボール男子の国際親善試合で戦ったイタリア1部セリエAの強豪で欧州CL王者のペルージャと、日本の大同生命SVリーグ王者のサントリーが熱戦から一夜明けた9日、イタリア“スポーツデイ”にちなんでイタリア大使館(東京都港区)に招かれた。

 イタリア1部に参戦して11季目を迎えるペルージャの石川祐希は、大使館関係者との対談で「ユーキ、みんなが待っているよ」と熱烈に招かれマイクを握ると「皆さんこんばんは。

本日はこのような場を設けていただきありがとうございます」とイタリア語と日本語の両方であいさつし、場を盛り上げた。

 中大時代からイタリアに渡り10季を終えた。21日開幕のセリエAを前にプレシーズンマッチとして7日、8日に自身初めてイタリアのクラブの一員で欧州CL王者として日本に“凱旋”。両日ともに超満員の計2万8242人が来場した中、サントリーから貫禄の2連勝を飾り「今まで日本でイタリアのチームとしてプレーすることがなかったので、機会をいただけてうれしい。ファンの皆様も多く会場に来られて、楽しくプレーすることができた。また機会があればこのような機会を設けていただき、もっとバレーボール界が盛り上がればいいと思っています」と笑顔で振り返った。

 9月の世界選手権で2連覇を果たしたイタリア代表メンバーでペルージャの主将・ジャンネリは「日本ではバレーボールが人気スポーツであることを肌で感じました」と超満員のアリーナに感激した様子。同代表でミドルブロッカー・ルッソも「石川さんがチームにいてくれることで、日本人もペルージャに来てくれる。今回は2日間満席。日本ではバレーの熱狂的なファンがいることを感じた。今後、このような機会がたくさんありますように」と願っていた。

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