TBS系「news23」(月曜~木曜・午後11時。金曜・午後11時58分)は9日、時事通信社が自民党の高市早苗総裁の取材待機中に映像センター写真部所属の男性カメラマンが「支持率下げてやる」などと発言したことを確認し厳重注意したと発表したことを報じた。

発言はインターネット上で生配信され、SNSなどで拡散されていた。同社は雑談とはいえ、報道の中立性に疑念を抱かせたとして厳重注意とした。

 番組では「支持率下げてやる」などと発言したVTRを放送。時事通信社によると、7日に自民党本部で他社のカメラマンらと写真撮影のため高市氏の対応を待っていた際、雑談で話したという。一部メディアが高市氏が姿を現す前から生配信しており、音声をマイクが拾ったとみられる。時事通信社の斎藤大社長室長は「自民党をはじめ、関係者の方に不快感を抱かせ、ご迷惑をおかけしたことをおわびします。報道機関としての中立性、公正性が疑われることのないよう社員の指導を徹底します」と謝罪した。

 キャスターを務める小川彩佳アナウンサーは「不適切な発言であることは言うまでもありませんし、こうしたこと、ひとつでメディアへの信頼が損なわれてしまうということ。残念なことだと思います」

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