“ボクシング界のゆうこりん”ことWBA女子世界ミニマム級(47・6キロ以下)王者・黒木優子(真正)が10日、神戸市内の所属ジムで公開練習を行った。

 18日(日本時間19日)に敵地ドイツ・ハンブルクで行われるWBO同級王者サラ・ボルマンとの2団体世界王座統一戦に臨むサウスポー。

自身初の海外世界戦は、アウェーで判定不利も予想されるが「KOは狙いません」と明言。「狙うと、ダメなんです。10ラウンド全部取るつもりで、チャンスがあれば倒したい」と笑顔で明確な判定勝ちを見据えた。所属ジムの山下正人会長のミットに、キレのいい右フックや左ストレートを打ち込み、好調ぶりを伺わせた。

 黒木は15日に渡欧。アトム級(46・2キロ以下)に続く世界2団体統一をかけ、大舞台に立つ。

 互いに2度目の防衛戦。通算成績は、34歳の黒木が25勝(10KO)8敗、35歳で右構えのボルマンが20勝(7KO)1敗。

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