◇国際親善試合 日本代表2―2パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)
サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、パラグアイ代表(同37位)と対戦し、2―2で引き分けた。
長期離脱中の冨安、伊藤、町田、コンディション不良の守田に加え、米国遠征から三笘、板倉、遠藤と主力7人を欠く緊急事態下で臨む一戦となった。
しかし同21分。ロングパスから、森保一監督が前日会見で警戒する選手に名前を挙げたパラグアイのMFアルミロンに決められて先制を許した。それでも5分後、FW小川航基が強烈なシュートを放つと、相手GKに一度はじかれた後に回転がかかったボールがそのままゴールに吸い込まれて同点。日本代表、3試合ぶりの得点で試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた後半は4分、MF堂安律のクロスからMF南野拓実が頭で合わせてゴールネットを揺らすが、オフサイドとなり幻となった。スコアまではいかないが、テンポ良く攻める。前半同様に両ウィングバックからチャンスを多く演出したが、同19分に中盤を経由されて右サイドにボールを動かされると、クロスを相手に頭で合わせられて失点。またしてもワンチャンスをものにされる形で、勝ち越しを許した。
だが、後半アディショナルタイム、途中出場の上田綺世がヘディング弾で追いつき、2019年以来の連敗は回避した。