◆国際親善試合 日本代表2―2パラグアイ代表(10日・パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、パラグアイ代表(同37位)と対戦し、2―2で引き分けた。

 前半21分にロングパスから、森保一監督が前日会見で警戒する選手に名前を挙げたパラグアイのMFアルミロンに決められて先制弾を献上。

それでも5分後にFW小川航基が強烈なシュートを放ち、3試合ぶりの得点で試合を振り出しに戻した。後半19分に中盤を経由されて右サイドにボールを動かされると、クロスを相手に頭で合わせられて失点したが、後半アディショナルタイムに途中出場のFW上田綺世がヘディング弾を沈めた。

 2019年以来の連敗は回避したが、これで直近3戦勝ちなし。3万4169人が集ったホームで勝利を得られず、森保一監督は「ホームだったので、パナソニックスタジアムに来てくださったサポーターの皆さん、そしてテレビの前で応援してくださった皆さんに勝利をお届けしたかった。そこは残念」と話した。一方で、試合終盤に追いついたことには「2回リードされても、自分たちは追いつくんだ、そして試合をひっくり返すんだという気持ちで戦ってくれたところは今日応援してくださったサポーターの皆さんに、伝わったかなと思う」と振り返った。

 劇的な同点弾は自身の志願がかない、今回から背番号「18」に変更した上田。リーグ戦8戦8発と、絶好調で迎えたエースが結果を残した。先発の小川も強烈なシュートで、2戦連続で得点がなかった日本にゴールをもたらし、指揮官は「相手が強豪になってくると、なかなかアタッキングサードの中でシュートを打たせてくれない、決めさせてくれない中、我々の得点を期待するフォワードが点取ってくれたことは、これからまたチームとしてさらに自信を深めて、積み上げをしていけるかなと思います」とうなずいた。

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